【がんアライアワード2021 ブロンズ】セントラルヘリコプターサービス株式会社の「がんと就労」施策 - がんアライ部
がんアライアワード2021に寄せられた、各社の「がんと就労」への取り組みをご紹介します。
ブロンズ受賞:セントラルヘリコプターサービス株式会社
事業内容:航空運送事業
従業員数:130人
取り組みのきっかけやエピソード
・社内には比較的平均年齢が低い部署・職種があれば、逆に年齢構成が非常に高い職種もある。社員数も年々増えつつある弊社において、年齢に関係なく罹患するがんに対し、仕事と治療の両立支援についての取り組みや周知の強化が必要になると認識した。
・グループ会社間で制度の改定やハンドブック等、情報共有や共通で取り組む展開をしている。
・がんだけでなく、育児や介護または通院治療等、様々な事情を抱えている従業員がおり、お互いを思いやることができる環境を作りたいと考えているため。
・がんに罹患した従業員本人には、社内の相談窓口や休職の手続き、傷病手当金、復職の手続きなど、あらゆる説明し理解を得られるが、罹患した従業員のご家族はそれ以上に不安(病気や仕事について)を抱えていることがわかった。従業員を通して、ご家族にも安心して働き続けられる会社であることを理解してもらえることを目指したい。
風土づくり
◆失効有給休暇積立制度:失効した有給休暇(最大60日)を私傷病に限り利用できる制度があり、有給休暇を5日残した状況から利用することができる。
◆仕事と治療の両立支援の窓口として、総務部内に担当者を設置し、いつでも相談できる環境がある。
◆社長自らも健康に気を付けられており、健康に関して様々な取り組みを実施しており、会社として健康経営優良法人の認定をいただいております。
相談できる環境づくり
◆罹患時、先述した社内相談窓口担当者がおり、ご本人と密にコミュニケーションをとりながら治療や休暇の相談および休職中の賃金、復職する際の制度など相談できる。
◆健康面だけでなく精神面についての不安についても人事担当者や衛生管理者だけでなく、産業医にも相談・面談できる。
◆自己申告という制度(年に1回)があり、社員本人だけでなくご家族の状況ついても会社に報告・相談ができる。会社としても、配慮が必要であれば事前に把握することができる。
制度・配慮
◆失効有給休暇積立制度
◆時差勤務や在宅勤務制度
◆再検査費用の補助(上限あり)
◆健康経営取り組みの(福利厚生)一つとして、カフェテリア内に「オフィスおかん」を設置し、栄養バランスに優れた食品を1品100円という手頃な価格で社員が利用できる。
講評・コメント
・社員数が年々増えつつある状況下で、年齢に関係なく罹患するがんに対し、仕事と治療の両立支援についての取り組みや周知の強化の必要性を認識され、制度改定や情報共有を進められています。
・仕事と治療の両立支援の窓口として、総務部内に担当者を設置され、いつでも相談できる環境づくりを進められています。