サッポロビールのがん経験者コミュニティ『Can Stars』のオンライン会合に参加しました - がんアライ部
2022年4月18日(月)にサッポロビール株式会社のがん経験者の社内コミュニティ『Can Stars』オンライン会合にがんアライ部代表発起人の功能聡子と事務局メンバーが参加しました。
サッポロビール社とがんアライ部のこれまで
サッポロビール社とがんアライ部のご縁は、2017年のがんアライ部発足当初に取材をさせていただいたことから始まりました。
>>サッポロビールの事例から見る、“特別なことをせずにできる”がん治療と就労の両立支援
それ以来、がんアライ部交流会で本社オフィスを会場として貸していただき、その際に『加賀棒ほうじ茶』と『サッポロ生ビール黒ラベル』をご提供いただいたり、「がん治療と就労の両立支援ハンドブック」の作成にご協力をいただいたりと、これまでにたくさんのご協力をいただいています。
>>【第2回がんアライ部交流会レポート】サッポロビール社の「がんと仕事の両立支援の取り組み」プレゼン資料を公開
>>サッポロビール・野村證券・ポーラが「がん治療と仕事の両立支援」活動を社会に向けて行う理由/「がんアライアワード2021」パネルディスカッションレポート
そして、がんアライアワードには初年度から毎年応募いただき、サッポロビール社は4年連続ゴールドを受賞。初年度から素晴らしい取り組みをしている中、毎年さらに取り組みを進化させている、がんと就労分野の先進企業です。
>>【がんアライアワード2021 ゴールド】サッポロビール株式会社の「がんと就労」施策
『Can Stars』オンライン会合の様子
今回がんアライ部が参加した『Can Stars』も、サッポロビール社の「がんと就労」施策の一つ。がん治療と仕事の両立に向けた相互支援や、がんを経験した社員が安心して働ける環境づくりを目的に2019年に設立されました。「がんを経験した社員本人」と「がん経験者の家族・遺族である社員」が集う会です。
この日行われたオンライン会合では、がんアライ部代表発起人の功能と事務局メンバーより、がんアライ部の取り組み内容について、Can Starsの皆さまに説明を行いました。普段はなかなかお話しない運営の裏側にまで話はおよび、安心して話せるCan Starsの空気を実感。
説明後は意見交換の時間を取っていただき、Can Starsの皆さまから質問や感想をいただきました。
<Can Starsの皆さまからの感想>
「がんと就労の活動をするには会社の理解が必要。どうやってより理解を増やしていくか考えることもあったが、答えはなく、満足できるやり方を常に模索する必要があるのかもしれない」
「がんと就労は特別なものではなく、ダイバーシティの一環として当たり前に取り組むものなのだと思った」
「がんと就労の両立支援について、他社ではどのような活動をしているのか知りたい」
サッポロビール社は、がんに関する企業内ピアサポーターの育成に取り組むプロジェクト『WorkCAN’s(ワ―キャンズ)』にも参加しています。
WorkCAN’sでは、「お客さまとの共創によるビールづくり」を展開するサッポロビール社のビールブランド『HOPPIN’ GARAGE』で、「今生きている喜びを心から実感できる」をコンセプトにしたビールづくりが進行中。5月にはWorkCAN’sメンバーであり、がんアライ部発起人でもある桜井、武田も参加し、ビールづくりに関する座談会も行う予定なのだとか。
また、WorkCAN’sは一般社員が昼休みに気軽にがん経験者の体験談をオンラインで聞ける『Can Starsカフェ』を2021年よりスタート。直近では内容を刷新した「治療と就労の両立支援ガイドブック」の説明を行うそうです。
「ガイドブックは作るだけでなく、実際に使われることが大事です。そのためには、がん経験者が口コミで紹介するのが最も効果的。Can Starsのみんなで広めていきましょう」と、意気込みが語られました。
この日のオンライン会合には、がん経験者だけではなく、がんで家族を亡くした方も参加していました。「がん罹患者にとどまらず、多様な立場の人と一緒につくる活動になっているのを感じた」と、がんアライ部代表発起人の功能。
「今後がんアライ部の運営も、もっとオープンにしていきたいと思います。サッポロビールの皆さまを含め、さまざまな企業の多様な皆さまとともに、広がりを持った活動にしていきますので、これからもぜひがんアライ部の活動にご参加いただけたらと思います」(功能)