がんアライアワード受賞企業の取り組み事例

   

【がんアライアワード2019 シルバー】ポッカサッポロ フード&ビバレッジ株式会社の「がんと就労」施策 - がんアライ部

【がんアライアワード2019 シルバー】ポッカサッポロ フード&ビバレッジ株式会社の「がんと就労」施策 - がんアライ部

がんアライアワード2019に寄せられた、各社の「がんと就労」への取り組みをご紹介します。

 

シルバー受賞:ポッカサッポロ フード&ビバレッジ株式会社

業種: 食品製造業

従業員数: 1,083名

ウェブサイト:https://www.pokkasapporo-fb.jp/

取り組みのきっかけやエピソード

 

・元々、社員に温かい会社。社内の従業員ががんに罹患した際の苦労や不安をお伺いする中で、徐々に取組が充実してきた。

 

・グループ会社との情報交換や、共通で取り組めることの積極的な展開などを行っている。

 

風土づくり

 

◆がんに罹患した社員・その上司向けに「治療と就労の両立支援マニュアル」を作成し、社内イントラに掲載。治療と就労の両立にあたり必要な情報を得られるようにしている。

 

◆スーパーフレックス・テレワーク・インターバル・時間有休を活用することで、柔軟な勤務を可能にし、治療を続けながら就労継続できる体制を整えている。

 

◆治療時の勤務時間区分をルール化。産業医・保健師が治療状況と体調を確認、人事・上司連携の元、勤務時間を調整できる体制を整えている。

 

◆生活習慣病健診(健康保険組合が実施する健康診断、がん検診相当の項目含む)について、会社からも費用を一部補助、また就業時間中の受診は可としている。また、保健師による検査項目の説明シートを活用し、受診促進を行っている。

 

相談できる環境づくり

 

◆上司とは定期的に個人面談をする制度があるため、その中で相談できる体制を整備している。

 

◆全国に保健師を配置、相談窓口を社内イントラに掲載することで、メール・電話・対面での健康相談が気軽にしやすい体制を整えている。

 

◆自分の健康や家族事情を含めて、キャリアのことをいつでも相談できるキャリア相談制度がある。

 

◆人事・上司・産業医・保健師が、定期的に状況確認・相談できる体制を整えている。

 

制度

 

◆スーパーフレックス・テレワーク・インターバル・時間有休、また治療で休む際に積立休暇を活用することができる。

 

◆生活習慣病健診(健康保険組合が実施する健康診断、がん検診相当の項目含む)について、会社からも費用を一部補助、また就業時間中の受診は可とすることで、がんの早期発見につなげている。

 

◆産業医・保健師が治療状況と体調を確認、人事・上司連携の元、勤務時間を調整できる仕組みを導入しており、無理なく活躍できる体制を整えている。

 

◆健康アプリを配布、かつ良い習慣化を促すチーム制キャンペーンを展開することで、健康意識の醸成と具体的行動の変容に取り組んでいる。

 

講評・コメント

 

スーパーフレックス、テレワーク、時間有休などを活用することで治療しながらでも働きやすい制度を整えられています。

 

全国に保健師を配置し相談しやすい環境づくりを進められています。

 

がんへの理解を促進するオフラインでの啓蒙・教育活動などを通じた風土づくりやがん罹患者の声を取り入れた制度づくりをさらに進められることを期待しています。

 

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