がんアライアワード受賞企業の取り組み事例

   

【がんアライアワード2020 シルバー】ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社の「がんと就労」施策 - がんアライ部

【がんアライアワード2020 シルバー】ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社の「がんと就労」施策 - がんアライ部

がんアライアワード2020に寄せられた、各社の「がんと就労」への取り組みをご紹介します。

 

シルバー受賞:ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社

事業内容:飲料水及び食品事業、外食事業、その他

従業員数:1,037人

ウェブサイト:https://www.pokkasapporo-fb.jp/

 取り組みのきっかけやエピソード

 

・元々、社員に温かい会社。

 

・社内の従業員ががんに罹患した際の苦労や不安をお伺いする中で、徐々に取組が充実してきた。

 

・2019年のがんアライアワード・シルバーの受賞に関して、社内周知に加えて社外にもリリースを発信し、サッポログループの社会的取組みを題材とした社外向けの「サステナビリティブック」や「株主通信」にも掲載した。

 

・喫煙率の低下・受動喫煙の徹底排除に向け、社員を対象とした専門家による勉強会を複数回実施。

 

風土づくり

 

◆生活習慣病健診(健康保険組合が実施する健康診断、がん検診相当の項目含む)について、会社からも費用を一部補助、また就業時間中の受診を可能としている。

・保健師による検査項目の説明シートを活用し、会社からも100%受診に向けて積極的に受診勧奨を行っている。

 

◆「治療と就労の両立支援マニュアル」を作成し、社内イントラに掲載。

・がんに罹患した社員・その上司が治療と就労の両立にあたり必要な情報をいつでも得られるようにしている。

 

◆スーパーフレックス・テレワーク・インターバル・時間有休の活用を全社的に推進。

・がんに罹患した者が気兼ねなく、制度を活用し、治療を続けながら就労継続できる環境を整えている。

 

◆勤務制限区分をルール化。

・定期的に産業医・保健師との面談を実施し、体調や希望を鑑みながら、勤務時間を調整できる体制を整えている。

 

相談できる環境づくり

 

◆本人が話したい・相談したいことを何でも上司に話せる「1on1ミーティング」、業務やキャリアについて相談・確認・アドバイスする「定期面談」、「産業医面談の上司出席」等、仕事や治療のことを相談できる複数の場を設けており、いつでも相談できる体制を整備している。

 

◆人事担当ががんに罹患した社員の治療や勤務について相談する先として、産業医・保健師だけでなく、産業EAP企業と提携しており、対応の仕方や選択肢の検討等、適時アドバイスを頂ける体制をとっている。

 

◆なお、上司も相談できるようにしており、メンタル面でのサポートの仕方の悩み等が解決したと好評。

 

制度・配慮

 

生活習慣病健診(健康保険組合が実施する健康診断、がん検診相当の項目含む)について、会社からも費用を一部補助、また就業時間中に受診できるようにすることで、がんの早期発見につなげている。

 

◆グループ保険加入者に対し、健康レポートを提供できる仕組みを導入。

・自身の健康リスク等を明示することで、意識を高めてもらい、さらに生活習慣改善チャレンジキャンペーンを展開することで具体的アクションにつなげるように仕掛けている。

 

◆スーパーフレックス・テレワーク・インターバル・時間有休、また失効した有給休暇を治療等に充当できる積立休暇を活用することができる。

 

◆「治療と就労の両立支援マニュアル」を作成し、社内イントラに掲載。

・がんに罹患した社員・その上司が治療と就労の両立にあたり必要な情報をいつでも得られるようにしている。

 

◆働きがいと働きやすさを両立することを目的に、勤務制限区分をルール化。

・定期的に産業医・保健師との面談を実施し、体調や希望を鑑みながら、勤務時間を調整しつつ、業務での充実感・成長実感を得られる体制を整備している。

 

新型コロナウィルスの感染拡大による影響に応じて新しく始めた「がんと就労」の取り組み等に関するエピソード

 

・各拠点の産業医にご理解頂き、webでの対応が出来るように変更し、設定回数も増やした。

 

・コロナ禍での不安や相談にタイムリーに対応頂くことで、問題無く活躍頂けている。

 

講評・コメント

 

産業医面談への上司出席や人事担当者が産業医・保険師・産業EAP企業とも連携しながら罹患社員のサポートをするなど相談しやすい環境づくりを進められています。
がんへの理解を促進するオフラインでの啓蒙・教育活動などを通じた風土づくりやがん罹患者の声を取り入れた制度づくりをさらに進められることを期待しています。

 

Member部員

を押して、がんアライ部の部員になる

「がんアライ部」にご賛同いただける方はすべて部員と考えています。
まずはFacebookからつながり、一緒にがんとともに生きる社会をつくりましょう!