【がんアライアワード2020 シルバー】狭山ケーブルテレビ株式会社の「がんと就労」施策 - がんアライ部
がんアライアワード2020に寄せられた、各社の「がんと就労」への取り組みをご紹介します。
シルバー受賞:狭山ケーブルテレビ株式会社
事業内容:情報通信業
従業員数:43人
ウェブサイト:https://www.s-cat.ne.jp/
取り組みのきっかけやエピソード
・人事総務担当課長自身が、乳癌罹患後の治療を継続する中で、がん治療と就労を両立してきたが、再発を機に、社内に周知し、STAGEⅣでも働き続けることを宣言。
・前回のがんアライ部アワード表彰式で日本経済新聞社様から取材を受け、2019/12/15 の社会面記事Answers に「がんでも働く」が掲載された。また、ポッカサッポロフード&ビバレッジ㈱様意見交換会も実施。
風土づくり
◆市の労働セミナー(2020 年 10 月 28 日開催)において、「がん治療と就労の両立」についての体験、企業としての取組みを発表。
・自社のみならず、多くの企業内で、罹患者の“働きたい”という意志を尊重した両立支援への協力を呼び掛けた。
相談できる環境づくり
◆人事担当自身ががんの罹患を経験しており、社内に周知。疾病と仕事との両立において、配慮すべき点があったら申出てくれるように声掛けをしている。
◆人事担当が、両立支援推進アドバイザー研修を受講し、両立支援に必要な制度や施策についての知識向上に努めている。
制度・配慮
◆昨年度、全国健康保険協会が推奨する「健康経営」(STEP1)を宣言し、1 年間の取組み成果が認められ、「健康優良企業(STEP1)認定を取得。今年度 STEP2認定取得を目指して継続中。
<具体的取り組み>
・朝礼時のストレッチ体操
・大塚製薬様伴走型支援による成人病予防対策プログラムの実践と栄養と運動セミナーの開催 〇心身の向上に繋がるプログラムをイントラネット配信
・体調不良時に身体を休める休憩スペースを用意
新型コロナウィルスの感染拡大による影響に応じて新しく始めた「がんと就労」の取り組み等に関するエピソード
・基礎疾患がある人は無い人に比べると、罹患した際の重症化率が高いことから、基本的にテレワーク勤務(必要に応じて出社)を行えるように、導入ツールの算定から決定、導入までが非常にスピーディーに完遂した。
講評・コメント
市の労働セミナーで、企業の「がん治療と就労の両立」についての体験、企業としての取組みを発表されるなど、一企業としての取組みにとどまらず、社会への認知活動にまで取り組みを広げられています。
健康優良企業(STEP1)認定を取得されるなど、着実に歩みを進められています。
がん罹患者の声を活かした制度づくりをさらに進められることを期待しています。