【がんアライアワード2023ブロンズ】株式会社繋の「がんと就労」施策 - がんアライ部
働く人を支える制度・ 体制
【1】がんと就労に関して、あるいは社員の健康や安全に関する基本方針等の表明
■がんアライ宣言
がんアライアワード2020応募時に宣言。週次定例ミーティングにて全社員に周知
■April Dream
2023年4月のPR TIMES社の「April Dream」という自社の未来を表明するイベントにて公表
【2】休暇制度
■病気治療休暇
治療が必要な傷病を抱えた従業員が、治療を受けながら就労を継続できるようにするための病気治療休暇(年5日分)
■半日単位の有休
すべての有休は半日単位で取得可能
【3】勤務制度
■フレックスタイム制度(コアタイム11:00~15:00)により、体調不良時や通院時の業務時間調整が比較的容易にできるようにしている。
制度上、システム上もリモートワークを標準的な勤務体制としており、実施する業務上、出社する必要がある場合を除き、リモートワークを希望する社員は出社することなく勤務が可能としている。
■勤務日数・勤務時間は上限のみを就業規則に定めており、個々の事情に合わせて雇用契約にて短日・短時間勤務を定められるようにしている(実際に短時間勤務をしている社員がおります)
【4】支援体制
■病気治療と仕事の両立に関する相談窓口
本人が治療しながら就業することを希望している場合に、無理なく就業できるようにするための窓口を設置している
【5】健康増進支援
■健康診断受診率100%達成
毎年10月以降に週次定例ミーティングにて年度内に全員予約が完了するまで健康診断の予約状況を確認している
■人間ドック費用の全額補助
希望する社員は、年に1回の人間ドックを全額会社負担で受けられるようにしている
働く人を支える風土、環境
【1】啓発、研修
■社員向けのがんに関する研修:動画視聴による研修を実施
【2】情報発信
■社長メッセージ
毎年10月以降に、検診受診のお願いをし、健康に関するメッセージを週次定例ミーティングにて発信
【3】コミュニティ
なし
【4】対外的な活動
■がんに罹患された方向けの職業紹介サービスのプレオープン
がんに罹患された方の就労を希望される会社の求人を掲載するサイトをトライアル的にオープンした(2023年10月)
【5】その他の風土・環境
がんに限らず、仕事を通じて社会とつながり続けることを希望する方のためにITを用いて働く環境を提供することを当社のミッションと考えており、社員とそのミッションを共有している。
エピソード・思い
フレックスタイム制度は導入しているものの、コアタイムを設定しているため、使いにくいという声がある。
現在はいませんが、がんに罹患された方が入社された際に、気兼ねなく勤務時間の調整ができるように、コアタイムを撤廃する方向で進めていく。
【1】がんと就労の取り組みを始めたきっかけ
代表が先天性の心疾患をもっていることと、幼少期に難病指定の腎臓病に罹患していた経験があるため、自分だけでなく、フルタイムでなく出社しなくてよいという仕事の仕方を提供できる存在が必要だと感じたことが当社の起業のきっかけでした。
また、代表の義父が働き盛りの年齢の時にがんで命を落としており、闘病時の話を聞いていたことも、がんと仕事の両立という課題へのきっかけの一つとなっております。
【2】他社の担当者への応援メッセージ
小さなことから、少しずつ、がんに罹患しても「はたらくこと」をあきらめなくてよい社会づくりのために、一緒に歩んでいきましょう。
講評・コメント
この一年でがんに罹患された方向けの職業紹介サービスのプレオープンを実施されています。
社内施策だけでなく、サービスとしてもがん罹患者の方を支える取り組みをはじめられていることは大変心強いです。さらなる取り組みの進展を期待しております。
※上記オレンジ色の枠内の項目は、がんアライアワード2023応募シートでチェックいただいた項目と同一のものです。